LONG TIME GOOD BYE
本日は僕の職場のお話
職場は総勢3人で定時は18時
基本的に忙しくないので18時15分には3人一緒に事務所を出る。
事務所の入っているビルの入口から二手に分かれて帰ることになるのだが、
このときの方向でずっと悩んでいた。
左に曲がって帰るのが最短の帰宅ルートなので、初めは左ルートで帰っていた。
しかし、このルートは先輩のルートとも重なっている。
ある程度の距離があればちょっとした雑談でもして帰ることになるのだが、
この先輩はビルから10mも無いような位置にバイクを置いているため、
時間にして10秒ほどしか一緒に歩く時間はない。
自意識過剰気味な身としては短い距離とはいえ、少しゆっくり歩いて距離を置いても最終的には追い越すことになるため、一緒に歩いたほうがいい気がする。
とはいえ、10秒ほどしかないのでトークの幅がものすごく限られてしまう。
仮にこちらが提供した話題に食いつかれてしまったら、更に話が続いてしまうので10秒では収まらない。先輩も早く帰りたいだろうし貴重な時間を奪うことはできない。
「今日はいい天気ですね」「そうですね。明日も晴れたら最高ですね」
このようなコミュニケーションをとったという実績を得ることができ、かつ少し希望のある会話が最高だ。
結果として、左ルートで帰っているときは数回しか会話をすることはなく、
最終的には僕がさりげなく右ルートへシフトすることでこの問題は収束を迎えた。
彼女との会話すら試行錯誤するのに、毎日のおっさん同士の10秒トークは考える気になれなかったのだ。
しかし、こんなことは今もどこかで毎日繰り広げられている問題なのだと思う。
これについての最適解を知っている人とだったら、とても楽しいティータイムが過ごせるんだろうな。
これまでとこれから
2014年1月、彼女と話していたときに自意識過剰な主人公の本があるよと教えてもらった。
ただし、作者が西加奈子であることは分かるがタイトルを忘れてしまったとのこと。
もう一つの手がかりはタイトルが漢字2文字
そのときは何気なく聞き流した風を装っていたが家に帰って調べてみた。
私が行き着いた本のタイトルは「円卓」
実際読んでみると小学校低学年の女の子のエネルギーに溢れる毎日を描いた本であった。
内容は面白いが、あの小さな頃のエネルギーは過剰ではあるけども自意識過剰とは正反対のものであると感じた。
改めて他の作品もないか調べてみたら「舞台」という作品であることが分かった。
こちらを読んでみると身につまされるようなことばかり、世界の広さはいつも変わらないのに自分で形を決めて息苦しくなっていく。本当はもっと自由でいいのに
さて本題、これまでもブログを書いてみようとしたことはありましたが自意識が邪魔をして全く筆が進みませんでした。
これからはタイトルの通り、思いのままに書いていきたいと思っている所存です。
どうぞよろしくおねがいします。